40%引きでご購読
新規!💥 ProPicksを手に入れ、S&P 500を1,183%を超える投資成績を実現した、戦略をご覧ください40%割引で開始

【豪ドル/円】 豪ドルは高値更新後、ポジション調整で軟化

発行済 2013-01-09 08:26
更新済 2023-07-09 19:32

豪ドル/円相場は、1月7日に一時92.84円まで値位置を切り上げた後、91円台前半まで上げ幅を縮小する展開になっている。1)年末に富裕層向け増税を巡る米財政協議に進展が見られたこと、2)中国の景況感・製造業指数に改善が見られること、3)鉄鉱石価格が15ヶ月ぶりの高値を更新していることなどが、豪ドル相場を強力にサポートしている。ただ、豪ドル高・円安に対する短期的な過熱感の影響もあって、足元ではやや調整圧力が強くなっている。

米財政協議の進展を受けて、世界経済に対する信認が回復していることが、素直に豪ドル相場も押し上げている。まだ米債務上限引き上げ問題や、欧州債務問題、中東・北アフリカの地政学的リスクなどの火種は残されているが、少なくとも当面の経済環境が改善していることは間違いない。特に、中国の景気回復傾向が各種経済指標で強く示唆される中、中国経済との連動性が強い豪ドル相場は買われ易い地合にある。短期的なポジション調整が進むリスクまでは否定できないが、豪ドル高に歯止めを掛けるためのハードルは極めて高くなっている。

一方、11月の豪貿易赤字は26.4億豪ドルとなり、市場予測23億豪ドルを上回った。ただ、最近の中国経済の回復傾向を考慮すれば、今後は徐々に改善圧力が強まろう。17日発表の雇用統計が悪化すると、2月または3月に追加利下げの可能性が高まり、一時的に豪ドルに調整売りが膨らむ可能性はある。ただ、日本銀行がそれ以上に積極的な緩和政策を展開するとの期待感が強まる中、豪ドル買い・円売り基調にまで修正を迫るのは難しいだろう。

今後1週間の予想レンジは、89.50~93.50円。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます